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| 娘 | 「お母さん……」 | |
| 母 | 「一寸待った。今日はわたしに先、しゃべらせな」 | |
| 娘 | 「え」 | |
| 母 | 「きょうはいろいろ和菓子を持って来ているんだろ」 | イメージ拡大表示431×600(36Kb)![]() |
| 娘 | 「どうして分って」 | |
| 母 | 「きょうは命日だ」 | |
| 娘 | 「そうよ」 | |
| 母 | 「黙って、唯ひたすら食べようよ」 | |
| 娘 | 「ひたすらとはひどいわ。普段なにも食べていないみたいよ」 | |
| 母 | 「甘いものはそんなに出ないよ。和菓子はでないよ」 | |
| 娘 | 「お母さん、文句は禁句よ」 | |
| 母 | 「厳しいね。まあ早くお出しよ。わたしは本当は大福餅が好きなんだよ。でも歯がないのがなにより残念だ。無理して食べて、喉につまらせて死んだら、お前に悪いからね。さてどれにしようか」 | |
| 娘 | 「そんなに嬉しそうな顔しないで。みっともないわ」 | |
| 母 | 「お前は馬鹿だね。おいしいものにありついて、自然に頬がたるむ、これはすばらしいことだ」 | |
| 娘 | 「それじゃ、今日は私も黙るわ。ひたすら食べてね」 | |
| 母 | 「ありがたや」 | |
| 娘 | 「………」 | |
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2002 第3期 10話 完 |
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